乳幼児の治療          

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赤ちゃんや幼児の、夜泣き、疳の虫などといえば以前は、小児はりが一般的でした。最近はこれに代わって、お母さん、お父さんなどの保護者によるスキンタッチがよく行なわれているようです。スキンタッチは、スプーンや歯ブラシ、ドライヤーなどを用いて、皮膚の上を刺激するもので、小児はりを誰でも簡単に出来るように改良したものといえます。

スプーンやドライヤーといった道具は、使い分けるとそれなりに効果があるものなのですが、人間の手指だけでも十分に効果を出すことが出来ます。と言うより、親が自分でする場合は、基本的には手で行なうのが一番です。当院では特別な場合をのぞいては、親御さんにマッサージを教えて、お家で実践して頂く方法を現在はとっております。子供にとって最も安心できる人に手で直に肌を触れてもらうことが最良の治療になるからです。

乳幼児のマッサージ
マッサージは夜泣き、疳の虫だけでなく、胃腸の虚弱(下痢)や便秘症、また未熟児の成長促進にも特に効果があることが、内外で報告されています。大人にするマッサージと違い、通常は指先をごく軽く肌の上を滑らせていくだけです。子供の体質や状態によって、手順や刺激量は少し変わりますので、そこを注意していただくだけで誰でも簡単に出来るものです。子供の寝つきが良くなったり、情緒が落ち着くことで、親の睡眠不足やストレス、不安から解放されることはもちろんですが、それ以外の変化を親が感じることがあります。(下記をお読み下さい)このあたりは私の経験からも、お父さん方に特に知って欲しいところです。

触れることはなぜいいのか?(とにかく触れて!)

まだよく言葉を解さない乳幼児とつながることができるのは、体を通してのことでしかありません。普通はおんぶや抱っこ、母親ならば授乳によってそれを感じていると思います。子供が抱っこしていないと眠れないのは、子供自身が親への体のつながりを求めて止まないからです。ということは抱っこ以外の接触を加えることにより、子供の情緒はより安定するとも考えられます。

言葉以上に人間が最も感情を表現できる部分は顔です。だから人は愛するものによく顔を近づけたり、頬ずりしたり、キスをしたりします。顔の次に感情をあらわす部分はどこでしょうか?これが手なのです。だから子供を撫でてやることは、ある意味頬ずりと同じものと考えていいでしょう。母親ならではの妊娠という十ヶ月の決定的な差のことを考えるに、父親こそは特に子供の地肌に積極的に触れてやる必要があるでしょう。

「触れる」ことは「触れられている」ことと同じです。子供を撫でることは「自分の指が子供の肌に撫でられている」ともいえます。先に述べたような 頬ずりやキスを、人のみならず物を相手にもしている人もいることから、それが相手より自分の満足に役立っていることはわかります。子供を撫でることはそれ自体で大人の情緒を安定させることにもなるわけです。親の精神の安定は子供に大きく反映するでしょうから、全ての方に是非とも実践していただきたく思いますす
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